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楕円球LOVE!的マッチプレビュー オーストラリアvs.ジョージア|アボリジニの血を引くFBカートリー・ビール

2019.10.11 Fri

ラグビーワールドカップの予選プール戦もいよいよ佳境を迎えている。台風19号の影響で、10月12日(土)のニュージーランド対イタリア、イングランド対フランスが中止になってしまったが、10月11日(金)は、プールDのオーストラリア対ジョージアの一戦が静岡・小笠山総合運動公園球技場エコパスタジアムで行われる。

オーストラリアの先住民族(アボリジニ)をモチーフとしたインディジェナス・ジャージーを披露するキャプテンのFLマイケル・フーパー(右)とアボリジニの血を引くFBカートリー・ビール(左)。

プールDではウェールズとともにすでにベスト8進出を決めているオーストラリアだが、この試合と13日(日)のウェールズ対ウルグアイ戦の結果で順位が決まり、プールD1位になると準々決勝でフランス(プールC2位)、2位になるとイングランド(プールC1位)と対戦する。

そのオーストラリアは先週の10月5日(土)に行われたウルグアイ戦で「インディジェナス(Indigenous/先住民族の)・ジャージー」をお披露目した。

このジャージーはオーストラリアの先住民族(アボリジニ)をモチーフとしたもので、過去、現在、未来の先住民の選手らを称えるもの。このジャージーは2017年にも着用され、今大会もデザインを変えてセカンドジャージーとして採用された。

アボリジニは、4万年以上前には、すでにオーストラリアで生活していたという。文字を持たないので記録はないが、舞踊や歌、民話などが今でも伝承されている。

現在のオーストラリア代表でアボリジニの血を引く選手はFBカートリー・ビールひとりで、レジェンドのひとりSOマーク・エラなどもそうだった。

ウルグアイ戦後にキャプテンのFLマイケル・フーパーは、「このジャージーを着てこの観衆の中でプレーできたことは非常に誇りに思う。オーストラリアとオーストラリアのラグビーにとって特別な瞬間だ。カートリー・ビールがこの1週間色々と大切なことを話してくれた。オーストラリアとオーストラリアの先住民族が共に生きる大切さを。世界の舞台でこのジャージーを着ることができて本当に誇りだ」と語った。

また、ビールも「誇り高き先住民のオーストラリア人である自分がこのジャージーを着て試合をすることはとてもワクワクすることです。チームが一つであることの象徴です」と胸を張った。

ジョージア戦、そして10月19日、20日の準々決勝でもビールの活躍に期待したい。

INFORMATION: ラグビー ワールドカップ2019日本大会
POOL D オーストラリアvs.ジョージア
10月11日(金)19:15
小笠山総合運動公園エコパスタジアム
Photos:AP/AFLO Text:Kenji Saito