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楕円球LOVE!的マッチプレビュー ニュージーランドvs.カナダ | バレット三兄弟が同時先発出場!

2019.10.01 Tue

10月2日(水)、大分県で初めてのラグビーワールドカップの開催となるプールBのニュージーランド代表対カナダ代表の一戦が行われる。注目はオールブラックス史上最強の三兄弟だ!

記者会見に臨む、右からボーデン、スコット、ジョーディのバレット三兄弟。質問に答える末弟ジョーディを見つめる兄たちの視線が微笑ましい。

9月21日(土)の南アフリカ代表戦で23−13と勝利した「オールブラックス」ことニュージーランド代表は、第2戦まで1週間以上も間があったこともあり、大分・別府で温泉やゴルフでリラックスしつつトレーニングに励んでいた。

このカナダ戦で注目されるのは、バレット三兄弟が同時に先発出場することだ。

3人の兄弟が同時にワールドカップの試合に出るのは、オールブラックス史上初のことである。また、ワールドカップで兄弟3人が揃って先発出場するのは、1995年のトンガ代表のヴニポラ兄弟以来で、このうちのひとり、フェアオは元イングランド代表のPRマコ、No.8ビリーのヴニポラ兄弟の父である。

兄の28歳のSO/FBボーデンは、2016、2017年と2年連続で、ワールドラグビーが選ぶ世界最優秀選手に輝くスター選手だ。前回大会もニュージーランド代表の優勝に貢献し、今大会もイケメンのスター選手として世界の耳目を集めている(楕円球LOVE!のインタビュー記事はこちら)。

25歳の「スクーター」ことLOスコットは、197センチと兄弟でいちばんの長身。10代の頃から才能を見出され、20歳でスーパーラグビーのクルセイダーズでデビュー。今年もクラブの3連覇に大きく貢献し、先日の南アフリカ代表戦でもケガのブロディ・レタリックに代わって先発出場し、サム・ホワイトロックとLOコンビを組んだ。

末弟の22歳のジョーディはラグビーだけでなくクリケットの選手としても活躍していたが、2017年に兄ボーデンのいるハリケーンズでスーパーラグビーデビュー。BKならどこでもこなせる万能選手だ。色白でひょろっとしていることから、家族に「うどん」と呼ばれているという。

そんな三兄弟の父のケビン・バレットは「スマイリー」の愛称で知られ、ニュージーランドの国内リーグのタラナキ代表として167試合に出場、ハリケーンズでもプレーした元ラグビー選手あり、引退後は牧場を営んでいる。

ケビンは「今、私は牧場でオールブラックスを育てているんだ」と冗談交じりに言っているとか。

牧場の広大な敷地で兄弟たちは幼い頃「ワールドカップごっこ」を楽しんでいたというが、くしくも現実のワールドカップに3人で同時に出場することになった。オールブラックスの“史上最強の兄弟”の息の合ったコンビネーションは必見である。

INFORMATION: ラグビー ワールドカップ2019日本大会
POOL B
ニュージーランドvs.カナダ
10月2日(水)19:15
大分スポーツ公園総合競技場


10月2日その他の試合は...
POOL C
フランスvs.アメリカ
16:45
東平尾公園博多の森球技場
Photos:AFP/AFLO Text:Kenji Saito