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楕円球LOVE!的マッチプレビュー 日本vs.ロシア | 関西弁ペラペラ! トンプソン ルーク選手の漢気に期待。

2019.09.19 Thu

いよいよ、ラグビーワールドカップが始まる! 注目の開幕戦は、9月20日(金)、19:45にキックオフされるホームの日本代表とロシア代表だ。開幕を祝うオープニングセレモニーの後、いよいよ熱戦の火蓋が切られる。楕円球LOVE!では、試合開催日の前日に、翌日の試合の中から注目カードをピックアップ! 「にわかファン向け」ならではの視点で、マッチプレビューをお届けします!

2010年に日本国籍を取得、今シーズン限りでの現役引退を表明した38歳。漢気あふれる献身的なプレーは、熱心なラグビーファンからもリスペクトを集める。

まず開催国の我らがラグビー日本代表。愛称は「ブレイブ・ブロッサムズ」(BRAVE BLOSSOMS)=「勇敢な桜戦士」だ。赤白のジャージーの左胸に輝く桜のエンブレムから、もともと「チェリーブロッサムズ」という愛称だった。しかし、2003年ワールドカップのオーストラリア大会で、スコットランド代表に負けたものの、激闘を演じた。この戦いに多くの人が感銘を受け、日本ラグビーを取材し続けている英国人記者がこの時から「ブレイブ・ブロッサムズ」という表現を使うようになり、また、翌日の地元紙にも「ブレイブ・ブロッサムズ」という表現が使われた。

2015年、前回のワールドカップで日本代表はイングランド・ブライトンの地で強豪・南アフリカ代表を破り、決勝トーナメントには進めなかったものの、3勝を挙げて世界中のラグビーファンを驚かせ、名実ともに「ブレイブ・ブロッサムズ」は、日本代表の愛称として世界中のラグビーファンの間で定着した。

楕円球LOVE!が注目するのは、リザーブ(控え)からの開幕戦出場を見据えるトンプソン ルーク選手(ポジション:ロック)。開幕戦に出場すれば、日本代表として初めてワールドカップ4大会に出場した選手となり、38歳5ヶ月という年齢も、日本代表のワールドカップでの最年長記録を更新する。

ニュージーランドで生まれ育ったが、日本での生活は15年を超え、現在では流暢な関西弁を操る立派な大阪人。前回のワールドカップの南アフリカ代表戦でも「日本の歴史、変えるの誰?」とチームメイトを鼓舞した熱い選手に注目してほしい。

一方、対戦相手のロシア代表の愛称はベアーズ(熊)。熊はロシアのシンボルの一つでもあり、エンブレムも熊である。ロシアは2011年に初めてワールドカップに出場し、今大会は実は当初欧州予選で3位と出場権を獲得できていなかったが、スペインとルーマニア代表が選手の資格問題に抵触し、両者が失格となり、繰り上がる形で日本大会への切符を手にした。

ベテランの選手が多く、アイルランドに留学経験があり、ヒゲをたくわえ、ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリー似のキャプテンSO(スタンドオフ)/FB(フルバック)ヴァシリー・アルテミエフ選手、セブンズ(7人制ラグビー)のスター選手で、トライゲッターのWTB(ウィング)/CTB(センター)ウラジミール・オストロウシュコ選手、ベテランLOアンドレイ・ガルブゾフ選手がチームを引っ張る。

両チームともファーストジャージーは赤を基調とし、どちらが開幕戦で赤を着るかという問題が生じた。ただ薫田真弘・前日本ラグビー協会男子15人制強化委員長が2018年12月に行われた抽選でファーストジャージーを着る権利を引き当てたため、日本代表が赤白のジャージーを着用し、ロシア代表が青のセカンドジャージーを着ることになった。

両者は昨年11月にフランスで対戦し、前半はロシア代表が10-22とリードしていたが、後半日本がキャプテンのリーチ マイケルのトライなどで32-27と逆転勝ち。通算成績は日本の5勝1敗と大きくリードしており、ランキングも日本代表が10位、ロシア代表が20位と大きく上回っている。日本代表は、決して油断していないと思うが、快勝してワールドカップを大いに盛り上げてほしい!

INFORMATION: ラグビー ワールドカップ2019日本大会
POOL A
日本vs.ロシア
9月20日(金)19:45
東京スタジアム


Photos:AFLO Text:Kenji Saito